中学受験

私は授業中、授業でやった内容や生徒様が学習に取り組まれる様子などを、毎回できる限り詳細に記録するようにしています。
私自身が指導内容を覚えておくためという目的があります。
ご家庭で復習に役立てて頂きたいという気持ちももちろんあります。
ですが、いちばん大きな目的は「生徒様の変化を確認すること」にあります。
伸び悩んでいるお子様、時にはご家族とくにお母様に反抗的な態度をついとってしまうお子様、数多くいらっしゃいます。
勉強の話題になると途端に親子バトルなんてことは、この業界においてはあるあるです。
でも、その一方で自分から学習に取り組まれるお子様もおられます。
もちろんそういった方々は塾の公開テストでも、中学高校の定期考査でも上位を取られることが多いです。
違いはどこにあるのでしょうか。
多くのお子様を見てきましたが、自分から学習に取り組まれる方は皆さん自己肯定感が高い印象を受けます。自分に自信があるのでしょう。
一方で、ついつい反抗してしまうお子様は、自己肯定感があまり高くなく、自分に自信のない子が多いように思います。
自己肯定感を高めるには、お子様のことを認めてあげることが大切です。
ちょっとしたこと、例えば計算ミスをしなかった、式を綺麗にかけた、何でもいいです。ちょっとしたお子様の変化をほめてあげてください。
認めてもらえたと感じたお子様はどんどん自分の意志で前進するようになります。
私はこのちょっとした変化を見抜くために、指導の記録をしています。
もしノートをご覧になってちょっとでもお子様に変化を感じられたなら、ちょっと大袈裟でも構いません。ぜひお子様をほめてあげてください。
必ずいい効果につながるはずです。